世界の果ての赤き丘

二次小説、日々の地球人観察記などを書いています。
世界の果ての赤き丘 TOP  >  スポンサー広告 >  Muv-Luv/錬鉄の近衛騎士 >  Muv-Luv/錬鉄の近衛騎士 06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --年--月--日 --:-- ] カテゴリ:スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

Muv-Luv/錬鉄の近衛騎士 06

【世界】とはただそこにある“存在”であり、世界に現れる矛盾を嫌い、世界を脅かすものを粛正する。

その力は強大であり、【世界】という中で生活するすべての生物と繋がっている。

しかし、【世界】にも敵が現れた。

そう、自分の【世界】の外から来た存在。

BETAという敵が……






Muv-Luv/錬鉄の近衛騎士 第六話





「ああああああああああぁっ」


突然の叫びに元枢府議場で呆然と固まっていた者たちが一斉に声の主へと振り向く。

そこには自身の体を抱きしめ、尋常では考えられないほど苦しむ悠陽の姿があった。

将校たちは、あの米国が行った所業を悲しんでいると思った。何と言っても若干15歳の年若い女性であり日本の中心人物であり国を愛する殿下には耐えられない光景だからだ。

しかし、その悠陽を見た鎧衣は迅速動く。

なぜなら自分の隣にいた男が唐突に消え、殿下が苦しみ出したのだ。ならばあの絶叫はあの苦しみは【魔術】またはそれに類する物が関わっていると見ていい。


「殿下っ。誰か侍従長を呼べ! それから明星作戦総司令本部にいる紅蓮大将に伝えよ。殿下は過労によりお籠りになる」


すぐさま気絶してしまった悠陽の脈を測り、状態を調べる鎧衣。

だが、その行為は日本人からすればと不敬罪と取られてもおかしくはない。


「息はある。だが、脈が弱いな。 医師も呼べ。殿下はこのままお下がりになる。後の事はお任せする」


「何を勝手に決めている鎧衣!貴様、殿下の御御手を掴みおって何たる事か!」


「そうじゃ、そもそも貴様がここにいる事自体が不快でならん。殿下のお気に入りだからと言って調子に乗る出ないぞ!」


容態を見る鎧衣に横やりが入った。


「(く、それどころではないというのに……)橘中佐殿、葛城大佐失礼いたしました。しかし、今は殿下の大事にござります。ここは何卒お引きお願い致します」


「ならん、大事と言っても先の映像にショックを受けられただけに過ぎん。席で休ませておればよかろう」


「橘大佐、今の言い方はよろしくないですぞ。まぁ、あれだけの事でショックを受けるのは政威大将軍としてどうかと思いますがねぇ」


その言葉に同意するかのように一部の高官達が口ぐちに悠陽の事について話し出す。年若く権力のトップにいる快く思わないものは沢山いる。

だが、その間にもスクリーン上では生き残ったBETAとの戦闘が続いてるのだ。

先ほどのG弾の驚きはどこに消えたのか、今ではここぞとばかりに年若い女の子を責め立てるような事ばかり言いだす高官達に、最早怒りを通り越して呆れしか鎧衣には浮かばない。


「皆の者静まれ。鎧衣課長、殿下の事は頼む。
 誰か、担架を持ってまいれ。ここより殿下を運び出す」


ざわざわとなる議場を一人の男の声で静まる。

五摂家の1つである、斉御司喬久少将である。

知将と知られ、武も達者でありながら温和な性格で多くの一般兵から尊敬の念を受ける一方、その頑固な性格から一部の高官たちからは目の敵にされる事もあった。

絶対に悪を許さず、弱気ものを全力で助ける。不正は許さず困っているものを守る。

それが斉御司喬久であった。



「斉御司少将、ありがとうございます」


「構わん行け。皆のものは明星作戦に集中せよ。
 橘中佐と葛城大佐、貴公達は少々口が過ぎるぞ。慎め。他の者もな。
 今は目の前の事に集中せよ」



「「「はっ!」」」







--------------------------------------------------------------------------------





―――――殲滅

――――――殲滅

―――――――殲滅

――――――――殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅

殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅、殲滅


――――――――――――――――――――――――――――――――――殲滅


「……殲滅……」


虚ろな瞳の男の手がゆっくりと上がる。


「……殲滅……」


頭上に掲げた手を中心に、細くなってしまった龍脈から魔力が次々と集まり


「……殲滅……」


膨大な数の剣が曇天の空を覆い


「……殲滅……」


男の視線が固定され


「……殲滅……」


振り下ろされた。







--------------------------------------------------------------------------------





ビービーとなる飛来警報に味方の誤射かと回避行動を取ろうとした伊隅の目にそれが映った。

南西から次々と飛来する沢山の黒い何か。少なくてもG弾ではない。香月博士の説明ではG弾には特殊な物質が使われており大量生産は出来ないからだ。

その何かを詳しく確認しようとした時、世界に轟音が響き渡る。

次の瞬間、猛烈な爆風と共に機体が吹き飛ばされ、まるで洗濯機に入ったかのように伊隅の機体はシェイクされた。

何かにぶつかると同時に機体の動きが止まる。

なんとか意識をつなぎ止められたが、あまりの衝撃にショックで体に力が入らない。

外からは空気が震える轟音と機体に細かい何かが当たる音がしていた。

数分から数十分経っただろうか、節々が痛む体を何とか動かし、機体のチェックをすると推進剤タンクが破損し燃料が漏れていた。

右腕と右足に軽微の損傷を負っていたがあの衝撃では奇跡と言っていい。とりあえずは動ける。

網膜投影の電源が落ちているが再起動すれば大丈夫だろう。駄目なら副モニターを使えばいい。

それより今は現状の把握をしなくてはいけない。

震える腕で通信機のボタンを押し、今出せる大声で通信を繋ぐ。


「何処からの砲撃だっ! ヴァルキリー1よりヴァルキリーズ各機、状況を!HQ!今の攻撃は何処からだ!」


『『『……』』』


「誰か状況説明を!」


誰も応答しない。

ちらりと全滅の二文字が浮かぶ。

少なくともあの衝撃は自分達の隊の近くで大型爆弾が爆発したはず。

全滅してもおかしくはない。


『……ちら、ヴァルキリー3風間。機体右腕と両足それと推進ユニットを破損。自力行動は不可能』


「!? 待ってろ今向かう」


『必要ありませんよ隊長……戦闘は終了しました。被害状況は不明。未確認ですが鳴海と中村と神野も死亡したと思われます。
 私の機体も駄目みたいですけどね』


「宗像か!無事でよかった。しかし、何を言って……」


『外に出てみれば分かります。BETAは消えました』


「……」


宗像が何を言っているのか伊隅には分からなかった。

G弾によって地上に出ていたBETAの殆どが殲滅されたからと言って、安全なんて事はない。

死体に紛れて戦車級や兵士級が生きている事が多々あり、それによって油断して死んだ兵は沢山いる。

戦場で機体から出るなんて自殺行為というのが常識なのだ。

もしかして、宗像は錯乱しているのか?と胸に浮かぶ。


「おまえ、今どこにいる」


『隊長機から40mといった所です。隣で……鳴海の機体が大破してます』


「外に出ているのか!?」


『ハッチが歪んで外が見れるんだから仕方がないですよ……』


ようやく伊隅は気づいた。

何時も飄々としている宗像の声が震えていたのだ。

まるで何かに脅えるように、弱々しい雛鳥のようにか細く。

そして伊隅は手動ハッチの取っ手に手をかけた。

躊躇いは一瞬。

一気に開く。







--------------------------------------------------------------------------------







寝台に寝かされた悠陽を宮医が慎重に診察をしている。

従者達は悠陽が倒れたという事で右往左往し、本来なら鎧衣が部屋に入る事は許されないのに誰も気づかない。


「まったく情報が少なすぎる。アーチャー君は家出してしまったのが原因なのか、G弾が何らかの影響を彼に与えたと見るべきなのか……これは難しい問題になってきたなぁ」


曲がりなりにも国の最高責任者である政威大将軍が、政務中それも国の命運を分ける重大な作戦の指揮をしている最中に失神。

これは対外的にも対内的にも状況を悪化させるには十分な事だ。

ただでさえ悠陽は年齢や妹君の事で内部に敵が多すぎる。今回の事は今後に響くだろう。

だが、それはまだいい。今後悠陽がその手腕を発揮して、そのような事を塗りつぶすような力を誇示すればいいのだから。

問題は今後もこういう事があった場合だ。

根本的な土台を崩しかねない。最悪、妹君を担ぎ出し、悠陽を葬り去る可能性が出てきた。

鎧衣はいくつものシミュレートを頭の中で計算し、今後どう動くかを計算し続ける。

しかし、完璧な答えは出ない。

アーチャーという謎のピースが解をいつも崩すから。


「早く戻って来てくれアーチャー君。せめて消えるのなら殿下の体調を元に戻してから成仏してくれ」


ちょっとだけ疲れが見えるその呟きを聞くものはおらず、すぐに虚空へ消えていった。






--------------------------------------------------------------------------------






第2防衛ライン


その閃光と爆風は戦場から40?近く離れている夕呼がいる司令指揮車でも感じる事ができた。

唐突にレーダーの8分の1を占める巨大な何かの群れが戦場にハイヴ目掛けて飛来し大爆発。

その速度は尋常ではなく、観測された大きさでは1mから2m前後の棒状のような物で熱源反応がほぼ0であり少なくとも飛行装置を付けていないという代物だった。

つまり、原始的に何処からか力づくで発射されたという事なのだ。

現在の科学力からすればそれはあまりにもおかしな事であり、運用方法を考えれば兵器としては欠陥品であると言わざる得ない。

何かがおかしいと夕呼は感じた。


「……発射された位置の確認と部隊の損耗を報告しなさい。米国にも確認を取りなさい。急いで!」


その声に静まり返っていたオペレーター達が慌てて動き出した。

急に慌ただしくなった中、夕呼は眉間にしわを寄せあらゆるパターンを脳裏に描き出す。


「米国の新兵器?いえ、少なくとも私にすべて隠し通せる様な事はないはずだし、あれだけの威力の物を内部で作るのは不可能なはず。米国以外?けど、あんな兵器を作れる余力を持った国は米国ぐらいしかいない。
 でも、それはありえない。いったい何が……」


何度も可能性を見出すが数瞬で否定し、新しい可能性を考える。

その繰り返しをしていると秘書のピアティフから報告が入った。


「香月博士。発射予測位置出ました。富士山頂と思われます。現在富士教導隊が観測並びに偵察に出動したそうです。
 米国からの回答は今のところありません」


「そう、損耗は?」


「指揮系統が混乱していて把握出来ません。ただでさえG弾での損耗が激しかったのに、さらに追い討ちをかけるようにあの爆発ですから相当な被害が出ているとも思われます」


「A−01は?」


「数名のバイタルサインが消えました。通信は回復していません」


「ハイブは?」


「無人偵察機の映像です」


そして映し出された光景に夕呼は身震いした。

それはどんな兵器を使っても出来ないと思われる光景だったからだ






--------------------------------------------------------------------------------




ハッチを開けた伊隅は目の前の光景に恐怖と震えが止まらなかった。

そこにはBETAが一匹もいなかった。死体も何もかも。

目に映るのは戦術機とその残骸と所々に小規模のクレーターが穿かれた大地。

本当にそれしかなかった。

まるで自分達の独り善がりの戦争にしか思えないほど、BETAの痕跡がない。


「ハイヴは……」


ぐるりと周囲を見渡すがどこにもあの巨大な建造物は見当たらない。

G弾で上部は消滅したが、まだ遠くからでも見える下部が残っていたはず。

爆風で吹き飛ばされたとしても精々数百メートル。

それなのに周囲には何もない。

呆然とする伊隅の視線の先を、爆風の微かな砂煙が風によってたなびいていた。


8月10日。

この日、明星作戦は終了した。正確には調査が終了し、完全に戦争が終わった日。

あの大爆発の後にハイヴに突入した部隊が見たのは、数体の弱り切ったBETAと耐えがたいほど残酷な捕虜達の姿。

そして、反応炉から見つかった大量のBETAの死体だった。







スポンサーサイト
[ 2013年10月16日 15:14 ] カテゴリ:Muv-Luv/錬鉄の近衛騎士 | TB(0) | CM(1)
 誤字報告

 典型的な小者キャラっぽい橘中佐、名前が出るたびに中佐だったり大佐だったりしてます。

 前話では大佐でしたし、今回は中佐・大佐・中佐と交互に
[ 2013/10/18 01:27 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

地球外生命体タモちゃん

Author:地球外生命体タモちゃん
惑星タモタモから来た調査員

趣味 読書、昼寝、料理
好食 梅干おにぎり
嫌食 刺身(生もの全般)

マッタリ、モッタリ生きていますので(^ー^)ノ ヨロシク  

質問などは此方へご連絡を       

フリーエリア

FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。