世界の果ての赤き丘

二次小説、日々の地球人観察記などを書いています。
世界の果ての赤き丘 TOP  >  スポンサー広告 >  赤い丘より新たな世界へ >  赤い丘より新たな世界へ 10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --年--月--日 --:-- ] カテゴリ:スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

赤い丘より新たな世界へ 10

「キャ――――――」





赤い丘より新たな世界へ10







「ちっ!底が見えないじゃない。まったく、何考えてるの学園長は。
 このままじゃペシャンコじゃない」

「あわわーたすけてー」

ばたばたと手を振りながら騒ぐネギ。魔法が使えないから混乱しているようだ。
それに気づいた明日菜が何とか体勢を変えて近づく。

「ネギ!」

明日菜がネギをぎゅと抱きしめる。

「明日菜さん・・・・・・」

(がさつで乱暴な人で怖いと持っていたけどやさしい人なんだ。
 それにどこかお姉ちゃんの匂いに似てる)

ネギもぎゅっと明日菜に抱きつく。
その光景を見た遠坂は覚悟を決める。

「出来るかどうか分からないけど、やってみるか・・・・・・・ネギ君、衝撃に備えて止めるわ!」

「あっ、はい!」

楓とクーフェイは意味が分からんという顔をしているが、ネギと明日菜は理解したのか体を丸めて衝撃に備える。夕映とまき絵は気絶中。
息を整えると遠坂は詠唱した。

「Es ist gros,(軽量)Es ist klein(重圧)!」

「vox Gott(戒律引用)Es Atlas(重葬は地に還る)――――!」

ふわりとスピードが落ちるが、それでも以前として落下し続ける。

「くっ・・・・・・やっぱり人数が多い」

どんどん落下して行くとちらりと底に明かりが見えた。

「やばい!」

ずぼっと何かを突き抜けると、どっぼーんと水の中に落ちた所で遠坂は気を失った。


衛宮家

宮崎のどかと早乙女ハルナから事情を聞いた俺は渋る二人を寮に帰すと学園長に連絡を入れた。

「もしもし、学園長ですか?ネギ君たちが行方不明になった見たいなんですが・・・・・・」

「おおっ、衛宮君か。そのことなら大丈夫じゃよ。こっちでちゃんと確認しておる」

「え?」

その後、学園長から事情を聞かされ、今回の事件はネギ君の修行の一環だという事が分かった。
そして、テストまで帰さないからネギ君の授業を代わりにするようにと言って学園長は電話を切った。

「はぁ、ネギ君たちは大丈夫なようだな。まぁ、遠坂は怒っているだろうけど」

何の説明もされずに連れて行かれた遠坂が、事情を知ったら怒るだろうなぁなどと考えながら、俺はネギ君の代わりに明日の授業の準備を始めた。

翌朝 

図書館島最深部

「うっ・・・・・・ここは?」

目を覚ました遠坂は辺りを見渡した。
周りは大きな湖?と沢山の本と枝の様なもの広がっている。
地底なのになぜか天井からは光が注いでいる。そのおかげなのか寒くもない。
近くに皆が倒れていることに気づき近づく。
さっとだが誰も怪我をしていないことを確認してほっと息を吐いた。

「とにかくここから出ないと」

とりあえず近くにいた明日菜から起こそうと手を伸ばした。

「起きたでござるか遠坂殿」

突然後ろから声をかけられる。
あわてて振り向くと長瀬楓が立っていた。

「長瀬さん、気がついていたのね」

「さっき気がついたてござるよ。今はその辺を見てきたでござる」

数日も一緒にクラスメートをやっていると、ござる言葉で喋る長瀬にもなれた遠坂。
とりあえず楓に尋ねた。

「どこか出口はあった?」

「ざっとしか見ておらんから、今のところは見つけてないでござるよ」

「そう・・・・・・。とりあえず皆を起こしましょ」

そう言って二人で寝ている人たちを起こした。



数分後

「ここは間違いなく幻の地底図書室です!」

目を覚ました夕映が、目をキラキラさせ、興奮しながら言う。
集まった全員が夕映に注目した。

「地底図書室?」

「はい、地底なのに暖かい光に満ちて、数々の貴重な本に溢れた、まさに本好きにとっては楽園という幻の図書館です」

うふふ~と笑いながら説明する夕映は、どこか近寄りがたく、全員一歩引く。

「ただし、この図書室を見て生きて帰った者はいないとか・・・・・・」

「じゃ、何で夕映が知ってるアルか?」

クーフェイの疑問に、うんうんと皆頷く。

「・・・・・・とにかく脱出困難であることは確かです」

ごまかしたなと遠坂は思った。

「ど、どうするアルか。明後日の期末テストまでに帰れないアルよ」

「それどころか私達、このまま帰れないんじゃ・・・?それにまたあの石像が出てくるかもだし」

バカレンジャーがギャーギャーと騒ぐ。
するとその辺をうろうろしていた木乃香が、何かを見つけたのか皆を呼ぶ。

「ねぇねぇ、皆~こっちに参考書とかあるよ」

木乃香が持ち上げて見せた本は、確かに英語の参考書だった。
そのほかに数学などの参考書もあり、なぜかとりあえずは勉強できるようになっていた。

「こっちには食べ物があるよ~」

コテージから顔を覗かせたまき絵が言う。

「はぁ・・・・・・つまり学園長はこうなる事を見越してたわけね」

だんだん殺意があの爺さんに湧いてくる。帰ったら問い詰めて殴っ血KILL!!

「? なんか言った、遠坂さん?」

「いえ、なんでもないわ。とりあえず皆は勉強していて。私は出口がないか探してくるから」

「なら私達も一緒に・・・・・・」

「却下よ。あなた達は期末試験があるでしょう。私はテストは大丈夫だから」

明日菜の提案をあっさり却下する。

「そういえば遠坂さん頭がよかったよね」

まき絵の言葉に皆うんうんと頷く。

「と、とりあえずは勉強をしましょうか。皆さん座ってください」

そう言って奥にあったホワイトボードをネギは引っ張ってくる。
皆も勉強道具を持つと机に座った。

「とりあえず私は何か作るわ。みんなお腹すいたでしょ?」

「ありがとう遠坂さん」

「よろしくでござる」

全員の言葉を聴きながら遠坂は調理場にたった。



学園 2-A

「なっ何ですって!最下位から脱出できないと小学生からやり直し!?」

「昨日お風呂で皆が話してたもん。いつまでも最下位だから学園長が怒ったって」

桜子の話に騒然となるクラス。なんせ学園長は、そんなことを平気でやりそうな人だからだ。

「落ち着きなさい皆さん!とにかく期末試験までちゃんと勉強して最下位脱出しますわよ。
 その辺の普段真面目にやってない方々も」

皆を落ち着かせて指示を出す委員長。

「でもさ~委員長。バカレンジャーはどうするの?まだ来てない見たいだけど」

「あれ~ほんとだ。いないね」

ちょうどその時、教室のドアが開き早乙女ハルナと宮崎のどかが駆け込んできた。

「みんなー大変だよ!ネギ先生とバカレンジャーたちが行方不明に!」

「「「「えぇぇぇーーーーーーー!」」」」

驚く2-Aのメンバー達。

「じゃ、じゃあ私達はもしかして小学生になるの!?」

阿鼻叫喚の渦に教室が包まれる。委員長なんかすでに真っ白に燃え尽きていた。

ガラリ

ドアが開く音が響き、一斉にそちらに注目する。

「ど、どうしたんだよ」

教室に入ってきた士郎は、いきなり注目されて焦った。
大体、士郎はこんな大勢の前に出たことがあまりなかったので、緊張していたのだ。

「衛宮先生!ネギ先生達が行方不明って本当ですか?」

報道部の朝倉和美が尋ねた。

「あ・・・・・・え~と、ネギ君たちは、べっ勉強合宿に行ってるんだ。ほら明日菜たち成績が悪いだろ?学園長の指示でね。テスト前までには戻ってくるから」

微妙に嘘っぽい言い訳をした。ついでにそれとなく学園長に罪を擦り付ける。

「という訳でテストまでは、俺がネギ君の代わりをするから、よろしく」

すると燃え尽きていた雪広あやかが復活して叫んだ。

「つまり明日菜さんたちは、ネギ先生とラブラブな合宿を楽しんでいると言うわけですか!」

士郎、冷めた目で雪広に言った。

「とりあえず雪広、おまえは保健室に行って来いな。それじゃ授業を始めるぞ」




さらに翌日 地底図書最深部

テストまであと1日となった。
その頃の明日菜たちは必死に勉強していた。そう必死に・・・・・・

「コラ!そこ寝ないで聞きなさい!」

ネギと木乃香が寝ている間に遠坂はバカレンジャーに勉強を教えている。もちろんスパルタで・・・・・・






食後は休憩時間としてゆっくりすることにした。不眠不休で勉強していたバカレンジャー五人組はかなり疲れていた。
すると木陰で休んでいたまき絵が立ち上がると、どこかに行こうとする。

「マキエ、何処に行くアルか?」

「えへへ~ちょっとね」

もているタオルをクーフェイに見せる。

「あ、わかた。私も付き合うネ」

「では拙者も」

「私も行くわ」

「私も」
近くにいた遠坂も一緒に行くことにした。
明日菜は木乃香たちも誘うとしたが

「木乃香達は・・・・・・行かないわよね」

夕映と木乃香は恍惚とした表情で本を読んでいた。
その近くてネギも何語で書かれているのかも分からない本を読んでいた。




水辺

明日菜たちは言葉を失っていた。
服を脱いだ遠坂の美しさに見惚れていたのだ。

日本人離れしたきめ細かな白い肌、それを艶やかな長い黒髪が強調している。
瞳はまるで澄み切った青空のようなブルーアイで綺麗だった。

「どうしたの?」

「いやー遠坂さん綺麗だなーって」

「ふふふっありがとう。でもみんなも綺麗じゃない」

遠坂が皆を見ながら言う。

「え~遠坂さんの方が綺麗だよ。私なんか子供っぽいし胸ないし。あぁ~せめて楓さんみたいな胸が欲しいな~」

まき絵の言葉に遠坂の視線が楓の胸に移った。

(た、確かに大きい。はぁ小さくならなかったら、私もあの位はあったのになぁ。
 やっぱり士郎も大きいほうが良いのかな?)

じろーと楓の胸を見た後、自分の胸に手をやり深いため息を吐く。

「それにしても学園長も本気でござるかな、学年最下位だったら小学生に戻すなどと」

「はっちゃけた爺さんだからね。やる時はやるわよ」

何気に酷いことを言う明日菜。

「それ何の話?」

話についていけない遠坂が尋ねる。

「うちのクラス万年最下位なのよ。それで今度の期末試験が悪かったら、みんな小学生に戻されるのよ」

「はぁ・・・・・・だからあの本が欲しかったのね。でも、その話は嘘よ。デマ」

「えっ」

「士郎から聞いたんだけど、最下位脱出できないとネギ君が先生を辞めないとといけないらしいわよ」

遠坂の発言に明日菜が

「なーんだもう、そんなんだったこんな所に来なかったのに!」

苦労してここまで来たのにーと叫びながら、ジタバタと悔しがる。
それに非難の言葉が投げかけられる

「明日菜、それはネギ坊主が可哀そうアルね」

「そうでござる。ネギ坊主はまだ子供でござるよ」

「そうだよー可・・・・・・何これ?」

まき絵は自分の体に何か巻きついているのに気がついた。
4人もそれを見る。

「「「「手?」」」」

その瞬間、ドバーンと水の中からあのゴーレムが現れた。



第十話終了しました。次回で図書館島編終了です。
ノロに耐えながら何とかアップできました。きつかった・・・・・・。


おまけ

「いいか、このときに卵をさっと入れてだな、15秒ぐらいで器に移せば衛宮印の簡単半熟親子丼の完成だ。」

士郎、いつの間にか英語の授業が家庭科の授業に・・・・・・

クラスからは、意外に好評でした。

おわれ

スポンサーサイト
[ 2013年10月16日 14:54 ] カテゴリ:赤い丘より新たな世界へ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

地球外生命体タモちゃん

Author:地球外生命体タモちゃん
惑星タモタモから来た調査員

趣味 読書、昼寝、料理
好食 梅干おにぎり
嫌食 刺身(生もの全般)

マッタリ、モッタリ生きていますので(^ー^)ノ ヨロシク  

質問などは此方へご連絡を       

フリーエリア

FC2カウンター
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。