世界の果ての赤き丘

二次小説、日々の地球人観察記などを書いています。
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赤い丘より新たな世界へ 08

広場には人影が1つあった。






赤い丘より新たな世界へ8






広場に近づいていくと、こちらに気づいたのか人影が振り向く。
月明かりが照らし出した、その人影は生徒の桜咲刹那だった。

「何やってんだ桜咲、下校の時刻は過ぎたぞ。早く寮に戻らないと」

困惑しながらも桜咲が言う。

「私はここで少し待ち合わせをしているんです。衛宮先生こそどうなされたのですか?」

「いや、俺もここで待ち合わせ何だけど・・・・・・」

その場に沈黙が下りる。先に沈黙を破ったのは桜咲だった。

「・・・・・・衛宮先生が学園長の依頼を受けた今回のパートナーでしょうか?」

「依頼を受けたって・・・じゃあ桜咲も警備員なのか?」

「そうですね。私も学園長からの依頼で受けていますから」

「そうか。なんというかまさか桜咲がいるとは思わなかったな」

驚きながら俺が言った。

「私もですよ。まさか衛宮先生がこちら側の人間だったとは思いませんでした。
 身のこなしから、何か武術はしているとは思っていましたが」

「しかし何でまた学園長はこんな危ない仕事を女の子にやらせるんだ」

すると俺の発言にむっときたのか桜咲が少し大きな声で言った。

「それはどう言う意味ですか。これでも私は京都神鳴流を会得しています。
 そこらの妖魔には簡単に負けません。
 衛宮先生こそどうなのですか?
 身に着けている装具は立派なようですが、あなた自身はどうなのです?」

「そんなに怒らなくてもいいだろう。別に馬鹿にしているわけじゃないんだからさ。
 まぁ、俺もそこそこはやれると思うけど、なんてったて今回が初めてだからな」

「素人ですか、では今回は私の援護に回ってください」

そう言ってさっさと歩き出した桜咲を追いながら俺は言う。

「ちょ、ちょっと待ってくれ。いくらなんでも女の子を前線にはやれない。俺が前に出るから桜咲が援護をしてくれ」

またむっときたのか今度は怒鳴る。

「いい加減にしてください!貴方は今回が初めてなんでしょう。
 貴方がどんな力を持っていようと、足手まといになりますから後方に下がってください」

「足手まとい・・・・・・今回は援護するけど、その言葉きっと後悔させてやる」

さすがの俺も桜咲の言葉にむっときてつい言い返してしまった。
それを聞いた桜咲はプイッと顔をそむけると、早足になって先に行ってしまった。




麻帆良学園 郊外の森

学園から少し離れた湖のさらに先の森まで来た。

「ここからが結界の境界線です」

桜咲が指した方向には一本の魔術加工がされた杭が立っていた。

「あの杭から向こう側が学園、そしてこちら側が結界外になります」

そう言って結界外に出た。
後ろを振り向くと来た道とは違う道筋になっている。

「なるほど。認識障害の魔術か。それにこれは内に何かを封じ込める結界でもあるな」

少し解析しながら言う。

「外からの一般人が入らない様にです。封じ込めている方は知りませんが・・・・・・。しかしよく分かりましたね、そんな事」

驚いた表情で俺の顔を桜咲が見た。

「まぁ、解析とかは得意なんでな。少し調べれば大体はわかる。それより先を急ごう」



さらに奥に進んでいく。すると

「来るぞ」

「わかっています!下がって援護を!」

開けた広場には大量の魔物がいた。鬼などの化け物である。
こちらに気づいたのか一斉に振り返る。
すぐさま桜咲が攻撃に出た。

「斬空閃!」

桜咲の剣から放たれた不可視の剣圧が敵の最前を吹き飛ばす。
そして敵が怯んだ間に桜咲は一気に突っ込んでいった。

「――――投影、開始(トレース・オン)」

続いて俺も親しんだ干将・莫耶を投影するとその後に続く。






しばらく2人とも無言で戦い続けたが、敵の数はなかなか減らない。

「なかなかやりますね」

「おまえもな」

「しかしこう敵が多くては、このままじゃこちらが危ないです」

その言葉に俺は笑みを浮かべて言う。

「フッ桜咲、さっき言ったろう後悔させてやるってな」

「え?」

桜咲の近くまで移動すると俺は詠唱する。

「――――投影、開始(トレース・オン)」

「――――憑依経験、共感終了」

「――――工程完了。全投影、待機(ロールアウト バレット クリア)」

空に浮かぶのは20にも及ぶ剣群。宝具と言うほどではないが、それなりに優れた剣だ
その切っ先を一斉に敵に向ける。

「――――停止解凍、全投影連続層写!(フリーズアウト ソードバレルフルオープン)」

瞬間その剣群は轟音をたてて敵に突き刺った。
足を吹き飛ばし、手を吹き飛ばし、頭を吹き飛ばし、胴体を貫く。すべての剣は正確に相手の戦闘力を奪った。

「なっ!どこから剣が・・・・・・」

刹那は突然現れた大量の剣に驚く。それにその剣群がどれも名剣の様に見えた。
それが一斉に敵を襲ったのだ。呆然とする私に衛宮先生が言った。

「伏せていろ」

「え?」

そして開放される。破壊の嵐が。

「《壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)》」

前回とは違い俺は本気で魔力を開放した。その衝撃は凄まじく辺り一体を蹂躙した。

煙が晴れると、そこには巨大な穴ができ、周囲一体の木々は根こそぎ吹き飛ばされていた。
剣の近くにいた敵は消滅。離れた所にいた敵も大きなダメージを負っている。

「さてと、後は残りの殲滅だ。いくぞ」

そう言って俺は残りの敵を倒しに行く。




私は呆然としていた。
衛宮士郎、最近やってきた2-Aの副担任。
その彼がやった事が私には信じられなかった。
突然現れた無数の剣、それが敵に突き刺さり衛宮先生が「伏せてろ」と言った後、爆発したのだ。
爆発は凄まじく、周囲一体を荒野に変えていた。そしてあれだけの数の敵が一瞬にして半分以下になっていたのだ。
今も彼は白と黒の剣で舞うように残った敵を倒している。
私にはその光景がどこか幻想的に見え、私の心は彼の舞に釘付けになっていた。

「桜咲!」

その声に、はっと気づいた時には生き残りが背後にいた。

「しまった!」

あわてて切り捨てようとするが敵の攻撃の方が早い。

「くっ・・・・・」

どん!

敵の攻撃が私に届こうとした瞬間、目の前を銀の閃光がよぎり敵を吹き飛ばす。

「何をしている!敵はまだいるぞ。ぼーとするな」

視線の先には黒い弓をかまえた衛宮先生が立っていた。

「すっすいません」

あわてて夕凪を構えなおすと私も残った敵を倒しにかかった。





30分後、敵はすべて殲滅した。
さすがにあれだけの敵を大量に相手にするのは疲れた。魔力も結構使ってしまった。
ふと気づくと目の前に桜咲が立っていた。

「どうした?」

すると沈痛な顔で喋り始めた。

「すみませんでした。貴方のことを足手まといだなんて言って。
 逆に私の方が足手まといになっていました」

「・・・・・・」

「貴方がこれほどの力を持っているなんて思いませんでした。私は貴方を侮っていたようですね」

悔しいのか泣きそうになりながら桜咲が話す。
そんな桜咲に俺はやさしく語る。

「いや、お前もよくやってるさ。お前ぐらいの年の時には、俺なんてヘッポコだったからな。
 気にすることはないさ」

「でも・・・・・・」

まだ何かを言おうとする桜咲の頭に手を置くと優しくなでながら言った。

「大丈夫だよ。君はまだまだ強くなれるんだから、このことを気にすることはないさ。
 これから一生懸命にやればいい」

桜咲は顔を真っ赤に染めるとうつむきながら返事をした。

「はい・・・・・・」

「よし、それじゃ帰ろう」

そして俺は遠坂たちが待つ家に帰りだす。
後ろからなぜか顔を赤らめた桜咲が着いて来る。




衛宮家  

「ただいま~」

家に着いたのは8時30分ちょっと過ぎだった。
寝るのにはまだ早いのに家の中には電気がついていない。

「遠坂~ネギ君~」

呼んでみるが返事がない。

「おかしいな」

部屋にも行って見たが2人ともいなかった。
リビングを覗くとテーブルの上に一通の手紙が置いてあった。

『ネギ君と少し出かけてきます。すぐに戻ると思うから、心配しないでね。 By遠坂』

「どこに行ったんだ?」

買い物かな?と思いリビングで夕食を食べながらテレビを眺める。
9時ごろになるとさすがに遅いと思い、心配しているとピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。

「おっ、帰ってきたのかな」

玄関に向かいドアを開ける。

「お帰り~どこに行ってきた・・・・・・てあれ?」

しかしそこにいたのは遠坂たちではなかった。

「たっ大変です。ネギ先生たちが行方不明に~!」

「衛宮先生助けて!遠坂さんもいっしょなんだよ」

そこにいたのは宮崎のどかと早乙女ハルナだった。





はい、第八話終了です。遂に立ちました、刹那フラグ。士郎このままじゃ本当にロリコンになるぞ!
今回の士郎は本気戦闘モードです。まぁ私の中ではこれぐらいは出来る士郎なのです。
さて次回はネギと遠坂が主役です。お楽しみに。


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[ 2013年10月16日 14:51 ] カテゴリ:赤い丘より新たな世界へ | TB(0) | CM(0)
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地球外生命体タモちゃん

Author:地球外生命体タモちゃん
惑星タモタモから来た調査員

趣味 読書、昼寝、料理
好食 梅干おにぎり
嫌食 刺身(生もの全般)

マッタリ、モッタリ生きていますので(^ー^)ノ ヨロシク  

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