世界の果ての赤き丘

二次小説、日々の地球人観察記などを書いています。
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赤い丘より新たな世界へ 05

「ふふふ。お前たちが爺が雇った護衛者か。面白い。少しお手合わせ願おうか」






赤い丘より新たな世界へ5






「誰だお前は」

俺はおぶっていたネギ君をそっと木の下に降ろした。 そして街灯の上からこちらを見下ろす人影に言った。
すると月明かりに照らされ、影から幻想的な大人の色香を漂わせる金髪の美女が現れた。

「まぁ一言で言えば、お前たちの同僚だな」

「同僚?」

教師の中にこんな金髪の先生いたか?とお思い遠坂にたずねる。

「知ってるか遠坂?」

「さぁ? わたしは見てないわよ」

「そうか、う~ん」

「知らなくて当然さ。初めて会うんだからな」

「そうなんだ。で用件は?」

「言っただろう。お前の力を試したいのさ。私の計画の邪魔になるかどうかな!」

そう言うと相手が試験管のような物を投げてきた。

「氷爆(ニウィス・カースス)!!」

試験管のような物が爆発し、瞬時に空気中に大量の水が出現して凍気と爆風が辺り一帯に広がる。

「なっなんですか!」

爆音にあわてて飛び起きるネギ君。状況が分かっていないのかおろおろする。
俺は近くにいるネギ君に危害が及ばないようにその場を離れる。

「ネギ君はそこを動くな! 遠坂! 援護を!」

「分かったわ!」

「えっ!? 一体何なんですか!」

そう言うと二手に分かれた。

「――――投影、開始」

即座に干将・莫耶を投影して相手に迫る。
しかし相手も戦闘経験があるのかなかなか間合いに入らないようにしているようだ。

「ほぉアーティファクトか。なかなかの代物だな。だが!」

そう言うと一気に相手は俺との距離を離す。

「くそっ! 早い」

「剣は間合いに入らなければ意味がないぞ! 魔法の射手 氷の17矢!!」

相手は遠距離から攻撃を仕掛けてくる。
俺は相手の攻撃を回避し近距離から遠距離に変えるため弓を投影しようとすると

「任せて士郎! 飛び道具には飛び道具よ!」

すかさず遠坂のガンドの一斉掃射が距離を取った相手に向かう。
《フィンの一撃》とも言われる遠坂お得意の魔術だ。
並みの魔術師なら一撃で昏倒する威力を持っているし、あたれば絶対骨折はする。

「無詠唱か!? そんな物! 氷盾(レフレクシオ)!!」

しかし遠坂のガンドは相手の防御結界に意図も簡単に防がれた。

「うそ! くっ、だったら!・・・てあれ?」

「どうした! 遠坂」

突然動きが止まった遠坂が、自分の体をまさぐりながら言った。

「しまったわ!宝石は向こうで全部使い切ってた!」

「なにー!」

遠坂の魔術は宝石魔術だ。
もともと戦闘者ではない遠坂は宝石という媒体がないとほとんど攻撃魔術は使えない。
そのため宝石がないとほとんど攻撃できないのだ。
だから俺と行動している時も後方支援担当だった。

「何だかよく分からんが、チャンスだな。リク・ラク ラ・ラック ライラック 光の精霊 17頭 集い来りて 敵を切り裂け 魔法の射手 連弾・氷の17矢!! 」

「危ない、遠坂さん! 風楯(デフレクシオ)!!」

すかさずネギ君が遠坂の前に魔法障壁を展開して防御をする。

「ありがと。ネギ君」

「いえ。でも何が起きてるんですか?」

ネギ君が魔法を止めたのを見て女はニヤリと笑う。

「さすがはサウザントマスターの息子だな。その年で私の魔法を受け止めるとは」

「えっ! 父さんを知ってるんですか」

驚くネギ君。

「・・・・・・おしゃべりが過ぎたな。リク・ラク ラ・ラック ライラック・・・」

相手が呪文唱えだす。俺は干将・莫耶を相手に投擲して牽制した。

「おっと! 武器を投げてもあたらなければ」

相手が回避をしようとするのを見計らって、俺は魔力を開放する。

「―――壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」

ごおん!

あたりが爆音と光に包まれる。

「ぐっ!」

相手が怯んでいる間に体を強化して遠坂と混乱しているネギ君を拾い、相手から一気に距離をとる。
「くそ! やってくれるじゃないか衛宮士郎。これだけの攻撃力に判断力そして冷静さ。
 ずいぶん貴様戦い慣れしているな。ちっ、やはり爺に警戒されているようだな」

「何のことか分からんが、こっちはこれ以上の戦闘は望まない。引いてくれないか」

「ふん、まぁいい。今日はただお前たちの力を知りたかっただけだからな。
 歓迎の挨拶はこれくらいにして、今日は引こう」

そう言うと金髪の女は闇の中に消えていった。

その直後に爆発音を聞いたのかこっちに人が来る気配がしたので、俺たちすぐさまその場を離れた。




「ここまでくれば大丈夫だろう」

戦闘の現場から少し離れた森の中に隠れて、あたりに人影がないことを確認する。

「それにしても何だったんですか? あの人」

「俺にもよく分からん。いきなり襲い掛かってきたからな。
 けれど同僚と言っていたから、この学園の関係者だと思うけどな」

「そんなことどうでもいいわ。士郎、あの女は結構強いわよ。
 魔力はそんなになかったみたいだけど、触媒を使って補ってたから油断できないわ。それに戦いなれしてるわね」

「ああ、そうだな。それに向こうは全然本気じゃなかったからな。
 力だめしって言ってたから、次は本気で来るぞ」

さっきの相手の攻撃は威力をかなり抑えている様子だった。
それに相手は戦い慣れしている感じがした。かなりの戦闘をこなしていることが分かる。
俺たちも相当な場数を踏んでいるのに、相手は冷静で的確な判断力で攻撃をかわしていた。
それに俺の攻撃《壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)》も結界によって防いだのだ。
あれは威力は落としていたが、並みの魔術師が防げるはずがない。防いだとしても、ある程度はダメージを受けるはずだ。
それなのに見ためではあの女はダメージを受けている様子はなかった。それだけの力を持っているということだ。

そんなことを頭の中で考えているとネギ君が興奮して言う。

「それにしても士郎さんと遠坂さんはすごいですね! 
 士郎さんは強力なアーティファクト使うし、遠坂さんなんて無詠唱であんな強い魔法を使えるんだから」

「ふふふっ、実力よ。ネギ君もがんばればそのうちあのくらい出来るようになるわよ」

そんなことを話しながら俺たちは指定された家に向かった。





衛宮家

「今日からここに住むのか」

寮の敷地内にある管理人の小屋。というより、もはやこれは家だ。

「結構大きいわね。もっと小さい所と思ってたのに」

「でも三人で使うんですよ。これくらいあったほうがいいんじゃないですか?」

「そうだな。とりあえず中に入ろう」

ログハウス調の家の中はきれいに掃除してあった。昼間に掃除していてくれたのだろう。

間取りはトイレ・風呂・キッチン・リビングがあり、それに部屋が2部屋。
もちろん家具・家電付である。
二階はなく平屋だ。地下には倉庫がある様だ。
驚いたことに薪ストーブがあり、まるで別荘みたいだった。

「いい所じゃない。お風呂が少し小さいけど」

「文句言うなよ。貸してもらってるんだからさ」

と言いながらも俺はキッチンを探索。料理人の俺からすればキッチンの造りは大切だ。
料理は時間との勝負。一々、食器を探して手間を取りたくはない。
ついでに包丁をいくつか投影しておく。慣れ親しんだマイ包丁で料理をするためだ。
その後もフライパンなどの位置や食器の位置を確認しておく。

「調理器具は大体あるな。冷蔵庫にはまだ何も入ってないけど」

全員で一通り家中を探索した後、リビングに集まり今後のことを話す。

「とりあえず足りないものは明日買うとしてだな、今日は部屋をどうする?2部屋しかないけど」

部屋は玄関から入って廊下の奥にある。もちろん一人部屋だ。
その途中にリビングがありその扉の前に脱衣所がある。

「もちろん士郎と私。ネギ君は一人で部屋使っていいわよ」

「えっ、そっそれはダメですよ! 
 士郎さんと遠坂さんがおんなじ部屋なんてダメです。
 教師と生徒なんですから。その、付き合っていてもです」

「そうだぞ遠坂。いくらなんでもそこまではダメだ。
 俺がネギ君と一緒の部屋になる」

ネギ君と俺から即座に却下された遠坂は

「前は一緒だったじゃない。士郎は、私とおんなじ部屋は嫌?」

突然、潤んだ瞳で見上げて言った。はっきり言ってめちゃめちゃ可愛い。
だがそんなことでだまされる俺ではない。

「そんな顔してもダメだからな。
 おまえなぁ、唯でさえロリコン疑惑を駆けられてるのに俺を犯罪者にするきか」

「いいじゃない、けち~。これぐらい」

「ダメだ! ネギ君は俺と同じ部屋でいいよな。すこしせまくなるけど」

「僕は構いませんよ」

その後もギャーギャー遠坂が言ったが、最終的にはネギ君と俺が同室ということになった。
遠坂がいつまでもブツブツと文句を言っていたが。

こうして俺たちのこの世界での波乱万丈な一日目が終了したのだ。





は~いこんにちは!管理人のタモです!
第5話如何でしたか?今回はエヴァとの戦闘でした。今回エヴァは大人バージョンと言うことで士郎達に正体はばれていません。
同僚と言うのは麻帆良学園の警備員としてということです。
エヴァとの戦闘は派手に書くといったのにショボクてすみません。
戦闘シーンを書くのは大変です。魔法の呪文を資料サイトで漁ったり、漫画を読み直して探したりしました。
そんなこんなで大変な時間がかかりました。何回も訂正しましたしね。
さて、作中で出てきたエヴァの計画とは?分かる人にはわかると思いますがまだ内緒です。
第7話か第8話あたりで出して行こうかなと思っています。それまでお楽しみに!

次回
とりあえず学園長に報告した士郎。そして始まる学園生活!第6話をお楽しみに!


おまけ

次の日の朝

ガヤガヤ ガヤガヤ

「どうしたんだ?」

「さぁなんかあったんじゃない」

「行って見ましょう」

登校中、道端に人が集まっているのを発見する。とりあえず3人で様子を見てみる。

「あっネギ君に士郎先生に遠坂さん。おはよー」

「おはようございます。えっと近衛木乃香さん。これは何の騒ぎですか?」

「うちもよう分からんけどな。なんか昨日爆発があったらしいんよ」

「あ!」

そういえば昨日の夜、俺の魔術[壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)]をつかったのだ。
チラッと現場を見ると道に大きな穴が・・・

「何があったんやろな?」

「そっそうだな。何があったんだろな!あはっあはははは・・・」


その後、俺は学園長の命により道路の修復を言い渡されたのだった。


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[ 2013年10月16日 14:48 ] カテゴリ:赤い丘より新たな世界へ | TB(0) | CM(0)
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地球外生命体タモちゃん

Author:地球外生命体タモちゃん
惑星タモタモから来た調査員

趣味 読書、昼寝、料理
好食 梅干おにぎり
嫌食 刺身(生もの全般)

マッタリ、モッタリ生きていますので(^ー^)ノ ヨロシク  

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